月曜日, 6月 06, 2005

スカイプ(Skype)とフュージョンの提携で可能になるサービス

いろいろと調べてみて、この提携によって可能になるサービスがおおよそわかってきました。

スカイプとフュージョンの提携によって可能になるのは、スカイプから電話網(050)の方向、すなわちスカイプインと同じ方向のコールです。

フュージョンが提供しているサービス(「FUSION IP-Phone」および「FUSION IP-Centrex」)の加入ユーザーの050番号とスカイプIDを関連付けることによって、スカイプインと同じサービスを提供しようとしています。

このサービスが使いたいユーザーはフュージョンのサービスに加入し、スカイプIDを登録することになるのでしょう。その際、スカイプ本家で提供しているスカイプインサービスの購入は不要だと思われます。

ちなみに、「FUSION IP-Phone」の料金は、申し込み時に番号発行手数料として500円、月額基本料が380円(税込399円)/月となる。(サービス開始時に追加料金が発生するかどうかは不明)

スカイプインは年間30ユーロ(約3960円)、月額にして330円なので、今と同じ金額ならばなかなか魅力的なサービスに見えます。
ただし、スカイプインにはボイスメールが付属しているので、そのあたりがどうなるかは興味のあるところです。

発信に関しては、通常のスカイプアウトを使用することになりそうです。ただし、今回の提携により、日本国内にスカイプアウトゲートウェイが設置されるのであれば、フュージョンユーザー以外のスカイプユーザーも(音質等で)恩恵を受けるのではないでしょうか。

050番号はフュージョンのゲートウェイで終端することによって音声品質の問題をクリアしたところが今回のポイントのように思えます。

フュージョンは今回の提携によって、日本国内のスカイプユーザーで050番号を持ちたいユーザー(数万~数十万)を獲得することが出来、スカイプはその他のサービス(スカイプアウトとボイスメール)のサービスで利益を得るというWin-Winの提携であるように思います。

実際のサービスがどのような形で出てくるのか非常に楽しみです。

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