スカイプ(Skype)の品質測定ツール
Skype Journal: Sorting out Skype Voice Quality Issuesにとりあげられましたが、最新ベータではこの品質測定ツールがさらに使いやすくなっています。
音声コール中に相手の絵の上にポインタ(矢印)を持っていくと、下の図のようなデータが表示されます。
以前のバージョンでは、Skype News - HK's Page:Skypeでのパケットロス率測定にとりあげたように、ポインタを動かさないと表示画面が消えてしまいましたが、最新版ではポインタを止めておいても画面が消えなくなっています。
通信に詳しい方は、内容は理解できると思いますが、その他の方のためにちょっとだけ解説。
Jitter:ジッター
遅延の揺らぎ 小さい方がよい。
数字の変動が大きくなったり小さくなったり激しいときは品質が悪くなることが多い。
Packet loss:パケットロス
音声データ(パケット)が途中で廃棄(消えている)されているかどうかの値。0%がベスト。スカイプは10%程度の廃棄でも音声品質の悪化がされにくい方式を採用している。
Sendは自分から相手の方向、Receiveは相手から自分の方向のパケットロスの値を表示する。
音声がおかしいときは、自分と相手でこの値を確認してどちらの方向でパケットロスが発生しているかを確認できる。
Roundtrip:ラウンドトリップ
往復での遅延時間、この値が大きいと、会話がしにくくなる。小さいに越したことはないが、500ms以下ならば何とかなります。
ジッターの増減に連動してこの値も増減すると思います。
Relays:リレー
中継ノードを介した通信をしている場合の中継ノードの数。
0の場合は直接接続。
ファイル送信の場合に0以外の場合は送信速度が抑えられることが多い。
音声品質に問題がある場合は、これらの値を記録して教えてもらえれば、だいたいどの部分が悪いのかを推測することは可能です。
ただし、ネットワーク(インターネット)の内部の問題の場合には解決できるかどうかは場合によります。
これらの値を見て思うことは、インターネットのような品質(遅延やパケットロス)の変動が激しい環境でこれだけの音声品質を実現しているスカイプ(Skype)はすごいということです。
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